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文献詳細

雑誌文献

臨床検査47巻10号

2003年10月発行

文献概要

今月の主題 聴覚障害とその診断 総論

聴覚心理検査

著者: 泰地秀信1

所属機関: 1国立病院東京医療センター耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.1079 - P.1083

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〔SUMMARY〕 聴覚心理検査は,心理音響学手法に基づいた自覚的応答による検査であり,刺激の物理特性と音感覚の性質との関連をみる.近年は聴性脳幹反応・耳音響放射などの他覚的聴力検査の役割が高まっているが,聴覚心理検査は聴覚の特性や聴力障害についての本質をとらえるもので,最も基本となる聴力検査法である.本検査では閾値よりも強い音がどのように聞こえるかを測定しており,補充現象や一過性閾値上昇の検査,またマスクする音があるときの信号音の検出閾値の検査などがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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