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文献詳細

雑誌文献

臨床検査47巻10号

2003年10月発行

文献概要

今月の主題 聴覚障害とその診断 各論

伝音難聴と聴覚検査

著者: 飯野ゆき子1

所属機関: 1帝京大学医学部耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.1105 - P.1110

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〔SUMMARY〕 伝音難聴は外耳道や中耳の障害によって引き起こされる難聴である.中耳は音エネルギーを空気中から内耳に効率よく伝播させるインピーダンス整合機構を有する.外耳・中耳疾患で鼓膜や耳小骨などに病的変化で,種々の程度の気骨導差が生じる.伝音難聴は手術や治療によってその難聴が改善する可能性が高い.その診断に際しては鼓膜所見,画像所見に加え,純音聴力検査,語音聴力検査,インピーダンスオージオメトリー,聴性脳幹反応などの聴覚検査が非常に重要な役割を担っている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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