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文献詳細

雑誌文献

臨床検査47巻10号

2003年10月発行

文献概要

シリーズ最新医学講座・Ⅱ シグナル伝達・10

神経分化のシグナル伝達

著者: 落合和12 田賀哲也12

所属機関: 1熊本大学21世紀COEプログラム「細胞系譜制御研究教育ユニットの構築」 2熊本大学発生医学研究センター転写制御分野

ページ範囲:P.1187 - P.1193

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はじめに

 神経幹細胞の分化には多くの因子が関与していると考えられるが,なかでもサイトカイン群やbHLH型転写因子群が重要な機能を果たしていることがわかってきた.また,異種サイトカインシグナル間の核内でのクロストーク,あるいはサイトカインシグナルとbHLH型転写因子群の核内クロストークによる分化制御機構も明らかになりつつある.生体内に多様な因子が同時に混在することを考慮すると,神経幹細胞分化制御機構にはこのような種々の因子間のシグナルクロストークが重要な役割を果たしていると考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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