icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査47巻5号

2003年05月発行

文献概要

今月の主題 食中毒,その発症をめぐって 総説:病原因子・発症機序と検査法

志賀毒素産生性大腸菌食中毒

著者: 伊豫田淳1 渡邉治雄1

所属機関: 1国立感染症研究所・細菌第一部

ページ範囲:P.459 - P.465

文献購入ページに移動
〔SUMMARY〕 わが国における志賀毒素産生性大腸菌(Shiga-toxin producing Escherichia coli;STEC)による食中毒事例の大部分は依然として血清型O157:H7が原因となっているが,non-O157のSTECの検出数も全体の約3割を占めている.ヨーロッパ諸国やオーストラリアではO157以外のSTECが従来から問題とされており,今後これらのSTECに存在する病原性因子やそれらの発現機構に関する新しい知見が注目される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?