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文献詳細

雑誌文献

臨床検査47巻5号

2003年05月発行

文献概要

今月の主題 食中毒,その発症をめぐって 話題

新たな食中毒原因菌―Providencia alcalifaciens

著者: 宇田隆行1 本田武司1

所属機関: 1大阪大学微生物病研究所細菌感染分野薬学研究科

ページ範囲:P.513 - P.517

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1. はじめに

 1996年11月に福井市で発生した集団食中毒の原因菌として同定されたのがProvidencia alcalifaciens(PA)である1).PAは以前からその存在は知られていたが,一般的に非病原性の細菌として認識されてきた.しかし,この福井市での集団食中毒の事例によりPAが新たに単独で食中毒の原因菌となりうることが明らかとなったので,これについて紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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