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文献概要
シリーズ最新医学講座・Ⅰ 免疫機能検査・29
多発性硬化症
著者: 原英夫1
所属機関: 1国立中部病院長寿医療研究センター
ページ範囲:P.527 - P.533
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多発性硬化症(multiple sclerosis;MS)は,中枢神経系の白質に多発性の脱髄性病変を起こし,寛解と再発を繰り返す炎症性脱髄疾患で,その病因はいまだに不明である.病理学的には,中枢神経の髄鞘の崩壊,ミクログリアの増加と血管周囲の単核球,特に活性化T細胞の浸潤が特徴である.
多発性硬化症(multiple sclerosis;MS)は,中枢神経系の白質に多発性の脱髄性病変を起こし,寛解と再発を繰り返す炎症性脱髄疾患で,その病因はいまだに不明である.病理学的には,中枢神経の髄鞘の崩壊,ミクログリアの増加と血管周囲の単核球,特に活性化T細胞の浸潤が特徴である.
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