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全身性エリテマトーデスにおける抗ヌクレオソーム抗体の評価方法について
著者: 陸青1 宮坂信之2 窪田哲朗1
所属機関: 1東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科 2東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科
ページ範囲:P.559 - P.560
文献購入ページに移動全身性エリテマトーデス(SLE)では多彩な症状が出現し,種々の自己抗体が検出されるが,抗体と病態との関連についてはいまだ不明の点が多い.最近,抗dsDNA抗体は抗ヌクレオソーム(NS)抗体(あるいは抗クロマチン抗体)の一部に過ぎないとする説や,抗NS抗体が抗dsDNA抗体より腎症と良く相関するという報告がなされているが1,2),両者を検出感度の異なるアッセイ系で別々に測定していたのでは,陽性率などを適切に評価することができない.そこでわれわれは,同程度の量のNSとdsDNAが結合していることを確認したELISAプレートを作製して,それらと反応する抗体を比較検討することを試みた.
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