文献詳細
文献概要
今月の主題 補完・代替医療 各論
補助代替コミュニケーション
著者: 小島哲也1
所属機関: 1信州大学教育学部障害児教育講座障害児心理研究室
ページ範囲:P.744 - P.753
文献購入ページに移動〔SUMMARY〕 様々な原因によってスピーチの獲得や使用に著しい困難を示す人々の言語治療に,各種の非音声系伝達手段をスピーチの補助または代替として積極的に利用するアプローチを補助代替コミュニケーション(AAC)という.最近,AACは言語治療アプローチとして浸透してきただけでなく,医療,福祉,教育にかかわる包括的サービスを提供するための学際的・複合領域的な臨床・研究分野として確立されつつある.本稿では,AACの発展の背景,基本要素について解説し,ある脳性まひ児の指導事例を紹介した.〔臨床検査 47:744-753,2003〕
掲載誌情報