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文献詳細

雑誌文献

臨床検査47巻9号

2003年09月発行

文献概要

今月の主題 PSA 技術解説

RT-PCR法による末梢血前立腺癌細胞の同定

著者: 冨田善彦1 原昇2

所属機関: 1山形大学医学部代謝再生統御学腎泌尿器外科学分野 2新潟大学大学院腎泌尿器病態学分野

ページ範囲:P.995 - P.999

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〔SUMMARY〕 前立腺癌の治療法の決定に際しては,生体内での癌の広がりの正確な評価,つまり正確な病期診断が必要である.このために末梢血中や,局所リンパ節,また,転移の好発部位である骨髄(骨)から得られたmRNAを用いて,前立腺癌細胞で高率に発現されるPSAを標的とし,RT-PCRを行うことで,腫瘍細胞の存在を証明しようという試みがなされてきた.本法は解決すべき問題点はあるものの,予後の判定や,適切な治療の選択にも役立つものと考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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