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文献詳細

雑誌文献

臨床検査47巻9号

2003年09月発行

文献概要

質疑応答

臨床化学 生物試料の凍結融解時の留意点

著者: 上村八尋1 河合忠23

所属機関: 1国際試薬株式会社 2国際臨床病理センター 3自治医科大学

ページ範囲:P.1046 - P.1047

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Q

生物試料の凍結融解時の留意点について,お教え下さい.(東京都・N生)


A

1.はじめに

臨床検査の精度管理に不可欠なコントロール血清や標準品には,凍結乾燥品と凍結品がある.前者は安定性に優れているが,製造時の分注誤差や使用時の溶解操作でのピペット誤差などによるバイアル間差の生ずる頻度が高くなる.凍結品の方がバイアル間差は少ないが,購入後の保存や融解方法により誤差の生じる可能性がある.同様な問題点は,患者検体を凍結保存した後の測定にも起こりうる.今回は,通常見過ごされがちな生物試料の凍結保存における留意点についてまとめた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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