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今月の表紙 電気泳動の解析シリーズ・9
Type Ⅱクリオグロブリンとその抗体活性
著者: 大竹皓子1
所属機関: 1慶應義塾大学病院中央臨床検査部
ページ範囲:P.952 - P.955
文献購入ページに移動1.はじめに
低温下で白濁沈殿し,再度加温すると溶解する性状の免疫グロブリンをクリオグロブリン(Cg)と総称するが,Cgはその組成によりTypeⅠ,TypeⅡとTypeⅢの3群に分類される1).
Cgについては本誌Vol.47(2)の電気泳動の解析シリーズ・2でも紹介されたが,ここではC型肝炎ウイルス(HCV)感染患者(以下,K.H. と略)の血中に認められた単クローン性IgMkと多クローン性IgGからなるCg,すなわちTypeⅡ Cgの性状および抗体活性について,その解析結果を示した.
低温下で白濁沈殿し,再度加温すると溶解する性状の免疫グロブリンをクリオグロブリン(Cg)と総称するが,Cgはその組成によりTypeⅠ,TypeⅡとTypeⅢの3群に分類される1).
Cgについては本誌Vol.47(2)の電気泳動の解析シリーズ・2でも紹介されたが,ここではC型肝炎ウイルス(HCV)感染患者(以下,K.H. と略)の血中に認められた単クローン性IgMkと多クローン性IgGからなるCg,すなわちTypeⅡ Cgの性状および抗体活性について,その解析結果を示した.
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