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文献詳細

雑誌文献

臨床検査48巻12号

2004年11月発行

文献概要

研究

ベーチェット病におけるリンパ球サブセットの測定

著者: 山田利津子1 山中功一2 橋本康一2 藤江一2 上野聰樹1 山田誠一3

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学眼科学教室 2船員保険健康管理センター 3東京医科歯科大学大学院国際環境寄生虫病学教室

ページ範囲:P.1581 - P.1585

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〔SUMMARY〕 ベーチェット病(BD)およびサルコイドーシス患者において血中CD4,CD8陽性T細胞数ならびにCD4/CD8比について検討した.CD4,CD8陽性T細胞数はフローサイトメトリー全血法で行った.

 BDおよびサルコイドーシスでは血中CD4,CD8陽性T細胞数とCD4/CD8比の減少が観察された.CD4陽性T細胞数500/μl未満の患者は,BD40.6%・サルコイドーシス50.0%,CD4/CD8比0.9未満は,BD34.4%・サルコイドーシス15.7%であった.BD患者では,血中CD4陽性T細胞数とCD4/CD8比がともに減少する場合は有意に(p<0.05)眼病変の活動性があることが示された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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