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今月の主題 新しい自己抗体 巻頭言
新しい自己抗体
著者: 竹内健12 橋本博史1
所属機関: 1順天堂大学医学部膠原病内科 2竹内内科
ページ範囲:P.251 - P.252
文献購入ページに移動自己抗体は,対応抗原の体内での局在部位により,臓器特異的自己抗体と臓器非特異的自己抗体に大きく分類される.前者の対応抗原は特定の臓器にのみ存在し,これらの自己抗体との結合により生じた標的臓器の障害が,病態形成に重要な役割を有すると考えられている.臓器特異的自己抗体の対応抗原は数多く同定されており,これらの病原性自己抗体が橋本病,特発性血小板減少性紫斑病,自己免疫性溶血性貧血,重症筋無力症など多くの臓器特異的自己免疫疾患で,対応抗原の生理学的活性を阻害することが証明されている.
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