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文献詳細

雑誌文献

臨床検査48巻3号

2004年03月発行

文献概要

今月の主題 新しい自己抗体 各論

抗リン脂質抗体の多様性

著者: 鏑木淳一1

所属機関: 1東京電力病院内科

ページ範囲:P.273 - P.277

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〔SUMMARY〕 抗リン脂質抗体は,カルジオリピンなどのリン脂質以外,β2-GPI・プロトロンビンなどリン脂質に結合する血漿蛋白質にも反応し,その特異性は多様である.その測定方法も異なり,抗カルジオリピン抗体などは酵素免疫測定法で調べられるが,ループスアンチコアグラントは希釈ラッセル蛇毒時間などで判定される.抗リン脂質抗体は,血栓症に対する後天性危険因子の1つとして把握され,抗リン脂質抗体症候群の疾患概念が確立された.〔臨床検査 48:273-277,2004〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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