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今月の主題 新しい自己抗体 各論
ITPの血小板膜糖蛋白抗体
著者: 小杉智1 倉田義之1
所属機関: 1大阪大学医学部附属病院輸血部
ページ範囲:P.297 - P.302
文献購入ページに移動〔SUMMARY〕 抗血小板自己抗体はITP(特発性血小板減少性紫斑病)における血小板減少の主因であり,そのターゲットは血小板膜上に存在する糖蛋白(glycoprotein;GP),特にGPIIb-IIIaとGPIb-IXである.実際に患者血小板に結合しているPA(platelet-associated)IgG自己抗体が診断的・病態解析上重要であり,近年分子生物学的解析から,PAIgG自己抗体の認識する糖蛋白上の抗原決定基(エピトープ)について興味深い知見が得られつつある.〔臨床検査 48:297-302,2004〕
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