文献詳細
文献概要
今月の主題 新しい自己抗体 技術解説
自己抗体測定の精度管理
著者: 大竹皓子1 陣内記代1
所属機関: 1慶應義塾大学病院中央臨床検査部
ページ範囲:P.303 - P.308
文献購入ページに移動〔SUMMARY〕 自己抗体の測定法は原理的には抗原抗体反応であるが,試薬として用意された抗原に,血清中に出現した自己抗体(免疫グロブリン)を反応させ,さらに標識抗体を用いてこれを検出する.測定法としては,他のイムノアッセイと同様の問題点に加えて,自己抗体の反応性によって測定結果が大きく左右される.したがって自己抗体検査の精度管理は,試料の取り扱い,測定者の検査習熟度,機器管理や試薬のロット管理などの分析誤差の品質管理とともに,個別データの管理が重要である.〔臨床検査 48:303-308,2004〕
掲載誌情報