文献詳細
文献概要
今月の表紙 臨床生理検査・画像検査・3
超音波画像と用語
著者: 谷口信行1
所属機関: 1自治医科大学臨床検査医学
ページ範囲:P.248 - P.250
文献購入ページに移動定量的な数値で表現しにくい画像診断では,画像について互いの理解を深めるために,用語を決め概念の共有化を図り,質的判断ひいては診断に役立てている.基本的なものでは,超音波の輝度の強さを表す高エコー(hyperechoic),等エコー(isoechoic),低エコー(hypoechoic),無エコー(anechoic)(図1)があり,超音波所見を表すものでは,ハロー(halo),コメットサインなどがある.
超音波の輝度は,超音波画像の輝度が絶対値として取り扱えないため,一般的には周囲または基準となる臓器と比較し表現するもので,例えば,肝腫瘤について肝実質より白っぽく表現される画像を高エコー(高輝度と同義)と呼び,逆に黒く表現されるものを低エコー(低輝度と同義)とする.明らかに内部にエコーを認めない場合は無エコーと呼ばれる.
超音波の輝度は,超音波画像の輝度が絶対値として取り扱えないため,一般的には周囲または基準となる臓器と比較し表現するもので,例えば,肝腫瘤について肝実質より白っぽく表現される画像を高エコー(高輝度と同義)と呼び,逆に黒く表現されるものを低エコー(低輝度と同義)とする.明らかに内部にエコーを認めない場合は無エコーと呼ばれる.
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