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今月の主題 ドーピング・スポーツ薬物検査 総論
ドーピングの歴史とアンチ・ドーピング国際ネットワーク
著者: 河野一郎1
所属機関: 1筑波大学大学院人間総合科学研究科
ページ範囲:P.733 - P.739
文献購入ページに移動〔SUMMARY〕 ドーピング問題が,社会的な深刻さを増している.これまで,IOCを中心とするアンチ・ドーピング活動が展開されてきたが,プロスポーツの台頭,世界規模のスポーツイベントの増加など,新たな枠組みでの対応が必要となり,1999年にスポーツサイドと政府サイドが協力して世界アンチ・ドーピング機構が誕生した.その後,世界統一の世界アンチ・ドーピング規程も策定されている.今後,アンチ・ドーピング活動は国際的ネットワークのなかで進んでいくと考えられる.〔臨床検査48:733-739,2004〕
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