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文献詳細

雑誌文献

臨床検査48巻8号

2004年08月発行

今月の主題 更年期障害と甲状腺ホルモン

総論

甲状腺ホルモンと性ホルモン

著者: 猿井宏1

所属機関: 1朝日大学歯学部附属村上記念病院糖尿病・甲状腺・内分泌科

ページ範囲:P.841 - P.845

文献概要

〔SUMMARY〕 Estrogenは甲状腺結合蛋白であるthyroxine-binding globulin(TBG)を増加させ,甲状腺機能低下症患者においては遊離甲状腺ホルモン値が低下することがある.女性ホルモンが自己免疫性甲状腺疾患の発症や甲状腺腫瘍の増殖に関与していることを示唆する報告もある.逆に甲状腺ホルモンはsex hormone binding globulin(SHBG)の産生の刺激や末梢組織でのandrogenからestrogenへの転換(aromatase)を亢進させる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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