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文献詳細

雑誌文献

臨床検査48巻8号

2004年08月発行

文献概要

今月の主題 更年期障害と甲状腺ホルモン 各論

更年期の疾患と甲状腺ホルモン

著者: 甲村弘子1

所属機関: 1大阪樟蔭女子大学人間科学部

ページ範囲:P.847 - P.854

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〔SUMMARY〕 甲状腺ホルモンは骨代謝を亢進させ,甲状腺機能が亢進すると続発性の骨粗鬆症が起こることが知られている.閉経後のエストロゲン低下状態では,甲状腺機能亢進症は骨量を著明に減少させ骨粗鬆症を誘発しやすいので注意が必要である.また甲状腺機能低下症ではうつ症状がみられ,更年期の退行期うつ病との鑑別が必要となる.バセドウ病での精神症状は更年期障害としての精神症状と紛らわしいことがある.バセドウ病には心身両面からのケアが必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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