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文献詳細

雑誌文献

臨床検査5巻1号

1961年01月発行

文献概要

技術解説

臨床検査における電気的妨害雑音について

著者: 松尾正之1 寺島諒1

所属機関: 1東北大学工学部

ページ範囲:P.25 - P.29

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1.まえがき
 心電図,筋電図,脳波のような生体電気現象を増幅し記録しようとする場合,しばしば悩まされるのが予期せざる雑音の混入である。特に生体電気現象がミリボルトからマイクロボルトの桁の微小電圧の範囲で起るため,僅かな雑音の混入も非常に大きな障害となつて現れ,場合によつては検査を全く不能にする場合もある。しかしながらこの雑音は適切な雑音対策を行なうことによつて取除くことができるものなのであつて,雑音障害の有無は検査に携わる人達の雑音処理の方法いかんによるものといつても過言ではない。
 そこで本文では現場における雑音対策の一助となるよう実際に起り得る雑音の種類,原因及び対策について述べてみよう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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