icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査5巻1号

1961年01月発行

文献概要

新らしい検査法

赤外線吸収スペクトルの臨床検査への応用

著者: 千原呉郎1

所属機関: 1東大病院中央検査部生化学検査室

ページ範囲:P.41 - P.45

文献購入ページに移動
1.赤外線吸収スペクトル
 赤外線吸収スペクトルとは一口にいつて化合物の分子の振動数を測定する方法である。
 ちようど放送局が電波を出しているのと同じように分子もまたその分子固有の振動数の電波を出している。したがつてその振動数を測定すればその分子が何であるかがわかる。テレビのチャンネルを合わせればどの放送局かがわかるのと同じ原理である。ただ分子という放送局は非常に小さく従つて普通の電波を出すことができず,赤外線を出しているのが原理として異つている点である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?