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文献詳細

雑誌文献

臨床検査5巻11号

1961年11月発行

文献概要

技術解説

各社顕微鏡油浸レンズによる血球の写真撮影試験

著者: 天木一太1

所属機関: 1日本大学医学部第一内科

ページ範囲:P.691 - P.693

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 日本のカメラレンズは,世界にその優秀性が認められており,輸出の花形となっているが,顕微鏡レンズは世界的にみた場合,果たしてどんなものであろうか。使用する側からみれば,少しくらい高価であっても,できる限り性能のよいレンズを使用したいのは論をまたない。特に写真を撮影するためのレンズは,通常は使用せずにしまっておいても,最高のものを手に入れたいと思う。
 最近カール・ツァイスのレンズを購入したところ,すばらしい結像を示し,従来の国産品に比して,相当の差があるように思われたので,国産の代表的レンズと比較実験をしてみて,本邦品がもし劣っていれば,使用する側としてメーカー側に奮起を促したいし,もしすぐれているならば大いに国産品を愛用し,またいささかなりとも輸出のお手伝いをしたいと考えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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