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文献詳細

雑誌文献

臨床検査5巻11号

1961年11月発行

文献概要

海外だより

アメリカの検査室での勤務

著者: 寺村公子1

所属機関: 1

ページ範囲:P.745 - P.745

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第1便(9月17日)
 1961年4月13日,Mount Sinai Hospitalにtraineeとして就職した。
 この病院はresearchの病院として有名なだけに,中央検査室としての運営はかなりまとまっており,24時間制なのでevening technician(3:30pm〜12:00mn),night technician(12:00mn〜8:30am),cail technician(5:00pm〜8:30am)がきちんと配置され,その他2,3人のrotating technicianが忙しい検査室を応援に行けるようになっている。普通のテクニシャンは8時半から5時までが勤務であるが,皆が出勤する前に検体が検査室に届けられているように採血チームというのがある。ほとんどの日本の病院は検査の採血はドクターかナースが行なっているが,ここではテクニシャンがあらゆる検査の採血(ただし血算の採血は指からなので別)を行ない,他の職員が8時半に出勤して来たときにはすぐに検査に取りかかれるように血液が用意されているわけで,日本のように朝は検体係というような人をむだに使おないいかにもアメリカ的なやり方だが,日本でもこの制度をまねて仕事の能率を計るべきだと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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