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文献詳細

雑誌文献

臨床検査50巻10号

2006年10月発行

文献概要

今月の表紙 細胞診:感染と細胞所見・10

アメーバ

著者: 水谷奈津子1 海野みちる2 坂本穆彦2

所属機関: 1杏林大学医学部付属病院 病院病理部 2杏林大学医学部病理学教室

ページ範囲:P.1078 - P.1081

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 アメーバは原虫に分類され,原生動物とも呼ばれる.単細胞でできているが,摂食・運動・代謝・生殖などの生存や活動に必要なすべての機能が備わっている.

 人体寄生原虫の分類によるとアメーバ目(Order Amoebiba)のエンドアメーバ科(Family Endamoebidae)に赤痢アメーバ(Entamoeba histolytica;E. histolytica)・大腸アメーバ(E. coli)・歯肉アメーバ(E. gingivalis)が存在する.アカンソアメーバ科(Family Acanthamoebidae)にカルバートソンアメーバ(Acanthamoeba culbertsoni)などが分類されている.また,別の目にフォーラーネグレリア(Naegleria fowleri)が分けられている1).

参考文献

 1) 吉田幸雄:図説人体寄生虫学第6版,南山堂,pp20-33, 2002
 2) 山崎修道:新版 感染症マニュアル,スパイラル出版,pp48-50, 2004
 3) 戸塚恭一,山浦常:NEW CHART内科(8)感染症,医学評論社,pp227-231, 2001
 4) 調輝男:感染症 病態と病理診断へのアプローチ.病理と臨床 21(臨時増刊号):238-248, 2003
 5) 中沼安二,全陽,みなと宏:感染症 病態と病理診断へのアプローチ.病理と臨床 21(臨時増刊号):307-323, 2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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