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文献詳細

雑誌文献

臨床検査50巻11号

2006年11月発行

文献概要

今月の主題 海外旅行と臨床検査 各論

旅行者下痢症

著者: 甲斐明美1

所属機関: 1東京都健康安全研究センター微生物部

ページ範囲:P.1245 - P.1250

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 海外旅行者下痢症から検出される菌の特徴としては,①感染症法で2類原因菌赤痢菌が最も多く,次いでコレラ菌が検出される,②検出菌全体では,毒素原性大腸菌の検出率が一番高く,全体の1/3を占める,③1人から複数種の病原菌が検出される例も多い.さらに,④フルオロキノロン系薬剤に対する耐性菌や低感受性菌の出現状況に注意する必要がある.〔臨床検査 50:1245-1250,2006〕

参考文献

1) 成田空港検疫所:成田空港検疫所病原菌等検出状況.http://www.forth.go.jp/keneki/narita/kensyutsu/year1.html
2) 国立感染所研究所:特集 細菌性赤痢2003~2005.病原微生物検出情報 27:61-63, 2006
3) 国立感染所研究所:特集 コレラ2002~2005.病原微生物検出情報 27:1-5, 2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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