文献詳細
文献概要
今月の主題 海外旅行と臨床検査 話題
航空機乗務員の身体検査(航空身体検査)
著者: 原志野1 津久井一平1
所属機関: 1(財)財航空医学研究センター
ページ範囲:P.1291 - P.1294
文献購入ページに移動1.はじめに
2004年の航空機による旅客輸送は全世界で1,887億人となり,2003年に比して14%も増加している.便数も飛行時間も,以前に比して飛躍的に増加しているにもかかわらず,事故や重大インシデントの数はほぼ横ばいであり,現在の飛行機旅行は他の交通機関に比べても格段に高い安全性を誇っている.この安全性の向上には,いうまでもなく航空機自体の改良や運航にかかわる技術の発展が大きく貢献しているが,航空乗務員の技能・身体面での管理も少なからず関与している.
2004年の航空機による旅客輸送は全世界で1,887億人となり,2003年に比して14%も増加している.便数も飛行時間も,以前に比して飛躍的に増加しているにもかかわらず,事故や重大インシデントの数はほぼ横ばいであり,現在の飛行機旅行は他の交通機関に比べても格段に高い安全性を誇っている.この安全性の向上には,いうまでもなく航空機自体の改良や運航にかかわる技術の発展が大きく貢献しているが,航空乗務員の技能・身体面での管理も少なからず関与している.
参考文献
1) 国土交通省航空局技術部乗員課(監):航空身体検査の手引き,(財)財航空医学研究センター,pp21-64, 2003
2) 中村彰男,矢倉成幸:臨床航空医学(上田泰監),鳳鳴堂書店,pp26-27, 1995
3) 渡邉郁緒,新美勝彦:イラスト眼科,文光堂,pp52-55, 2005
掲載誌情報