文献詳細
文献概要
今月の主題 腎疾患と臨床検査 腎疾患と臨床検査 3.血液からわかる腎疾患
2) 血液ガス検査の注意と読み方
著者: 内田俊也1
所属機関: 1帝京大学医学部内科
ページ範囲:P.531 - P.536
文献購入ページに移動血液ガスは生体の酸塩基平衡を把握する際に必須な臨床検査である.測定値を用いた解析法は一見複雑に見えるが,実は極めてシンプルで慣れれば習熟は容易である.むしろ重要なのは実際の症例での病態解析である.つねに臨床症状と経過,その他の検査項目と併せて総合的に評価すべきである.治療は,病態が解明されれば自動的に決定されるが,酸塩基平衡異常がどのような不具合をもたらしているかで判断する必要がある.〔臨床検査 50:531-536,2006〕
参考文献
1) 飯野靖彦:一目でわかる血液ガス.メディカルサイエンスインターナショナル,2000
2) 黒川清:水電解質と酸塩基平衡 改訂第2版.南江堂,2004
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