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文献詳細

雑誌文献

臨床検査50巻5号

2006年05月発行

文献概要

今月の主題 腎疾患と臨床検査 腎疾患と臨床検査 4.組織,画像,遺伝子診断

2) 腎疾患の画像診断

著者: 古川一博1 天野康雄1 田島廣之1 汲田伸一郎1 林宏光1 町田幹1 隈崎達夫1

所属機関: 1日本医科大学放射線科・ハイテクリサーチセンター

ページ範囲:P.551 - P.558

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われわれ放射線科医が日常行っている腎疾患に対する検査について,代表的腎疾患におけるCT,MRIを中心とした画像診断,血管造影における診断およびIVR,核医学検査における機能診断につき,症例画像と所見を呈示し概説した.

 画像診断の中心はCTであり,MRIでは非造影での血管や尿管の評価で有用である.血管造影は診断のみならず,IVR手技として重要である.核医学検査は機能検査,分腎機能検査が可能である.〔臨床検査 50:551-558,2006〕

参考文献

1) 町田幹,林宏光,隈崎達夫:腎泌尿器疾患のわかりやすい画像診断正常画像と異常画像.マルチスライスCT.腎と透析 59:202-207, 2005
2) Tunaci A, Yekeler E:Multidetector row CT of the kidneys. Eur J Radiol 52:56-66, 2004
3) 林宏光,他:第11章第2節マルチスライスCTを用いた3次元画像診断と画像解析.(吉田修,東間紘,村井勝編).泌尿器疾患の最新医療.先端医療技術研究所.pp399-405, 2003
4) 津田恭,鳴海善文,村上卓道,他:泌尿器科画像診断V.新しい画像診断MRアンギオグラフィー.臨床泌尿器科 53:396-401, 1999
5) Nolte-Ernsting CC, Staatz G, Tacke J, et al:MR urography today. Abdom Imaging 28:191-209, 2003
6) 古川一博,林宏光,田島廣之,他:泌尿器画像診断のすべて腎・尿管腎外傷CT・IVRを中心として.臨床放射線 47:1382-1388, 2002
7) 小野沢志郎,村田智,田島廣之,他:エタノール回収下腎塞栓療法における基礎実験.日放学誌 64:S119, 2004
8) 油野民雄:腎放射性医薬品の種類と特徴.臨床腎臓核医学(玉木長良監).メディカルレビュー社.pp7-16, 1997

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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