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今月の主題 骨粗鬆症と臨床検査 診断・検査
骨粗鬆症診断の骨代謝マーカー
著者: 片山善章1
所属機関: 1近畿福祉大学社会福祉学部福祉産業学科
ページ範囲:P.599 - P.606
文献購入ページに移動 特異性の高い骨代謝マーカーの出現により,骨粗鬆症治療の治療薬剤の選択・治療効果判定が可能となり,5種類の骨代謝マーカーの保険点数が認められている.骨密度測定と骨代謝マーカー測定により骨代謝回転を評価して,骨粗鬆症は代謝性骨疾患の1つであることが明らかになってきた.したがって,骨代謝状態を調べるには血液や尿で検査ができるといえるようになった.本稿の大部分は,文献「骨粗鬆症診療における骨代謝マーカーの適性使用ガイドライン(2004年度版),Osteoporosis J 12:191-207, 2004」を参考にして記述したことを付記する.
参考文献
1) 骨粗鬆症診療における骨代謝マーカーの適性使用ガイドライン(2004年度),Osteoporosis J 12:191-207, 2004
2) 骨粗鬆症診療における骨代謝マーカーの適性使用ガイドライン(2002年度),Osteoporosis J 10:251-261, 2002
3) 小坂樹徳:生活習慣病の理解.骨粗鬆症,pp139-148,文光堂,2000
4) 船渡忠男,今野佳代子:骨粗鬆症の診断法とその指導.臨床病理 120:174-183, 2002
5) 神辺眞之,渡辺清明監修:健康管理と臨床検査.骨粗鬆症,変形性関節症―早期診断の方法,pp123-127,宇宙堂八木書店,2005
6) 河合忠,水島裕監修:今日の臨床検査2003~2004.骨代謝関連検査,pp143-150,南江堂,2003
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