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文献詳細

雑誌文献

臨床検査51巻9号

2007年09月発行

文献概要

今月の主題 フローサイトメトリー 技術・標識プローブ

モノクローナル抗体

著者: 佐藤尚武1

所属機関: 1順天堂東京江東高齢者医療センター臨床検査科

ページ範囲:P.915 - P.920

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 モノクローナル抗体は臨床検査領域におけるFCM分析のプローブとして最もよく利用されている.その利用にあたっては抗体サブクラスや標識蛍光色素を適切に選択する必要がある.臨床検査の現場においては,非特異反応や重染色における抗体間相互の干渉が問題となる.またモノクローナル抗体の結合が検体自体に影響を与える場合がある.結果を評価する際はこれらの点を考慮する必要がある.

参考文献

1) Pack P, Kujau M, Schroeckh V, et al:Improved bivalent miniantibodies, with identical avidity as whole antibodies, produced by high cell density fermentation of Eschericia coli. Biotechnology 11:1271-1277, 1993
2) Plückthun A, Pack P:New protein engineering approaches to multivalent and bispecific antibody fragments. Immunotechnology 3:83-105, 1997
3) Ohara R, Knappik A, Shimada K, et al:Antibodies for proteomic research:Comparison of traditional immunization with recombinant antibody technology. Proteomics 6:2638-2646, 2006
4) 高瀬浩造,水野和枝,大川洋二,他:モノクローナル抗体による細胞表面抗原検出における非特異反応の成因とその除去に関する研究.日本臨床免疫学会誌 8:184-191, 1985
5) 江川一:アナライザーの基本操作② ベックマン・コールター社製フローサイトメーター.新版フローサイトメトリー自由自在(中内啓光監修).秀潤社,pp49-56, 2006
6) 日本臨床検査標準協議会 血液検査標準化検討委員会 フローサイトメトリーワーキンググループ:フローサイトメトリーによる造血器腫瘍細胞表面抗原検査に関するガイドライン(JCCLS H2-P V1.0).日本臨床検査標準協議会誌 18:69-107, 2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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