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文献詳細

雑誌文献

臨床検査51巻9号

2007年09月発行

文献概要

今月の主題 フローサイトメトリー 話題

クラスター分類の最新の情報

著者: 鈴木勝也1 瀬戸山由美子1 竹内勤1

所属機関: 1埼玉医科大学総合医療センターリウマチ膠原病内科

ページ範囲:P.983 - P.985

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1.はじめに

 クラスター分類とはCD(cluster of differentiation)分類とも呼ばれ,ヒト白血球を主とした分化抗原の国際分類を指す.白血球表面抗原とそのモノクローナル抗体に関する会議,The Human Leukocyte Differentiation Antigen Workshops(HLDA)が1982年に初めてパリで開催され(会長:Bernard A),CD1からCD15までが決定された.1984年には第2回会議がボストン(会長:Schlossman SF)でCD26まで決定というように,その後2~4年ごとに会議が開催されそのたびにCD番号の数は増加していき,2004年には第8回HLDAがアデレード(会長:Zola H)で開催され,CD339までが決定された.最近では白血球以外の細胞に対する分化抗原にも適用が広がり,HCDM(Human cell differentiation molecules workshop)と名称が変更された1).本稿ではこのHCDM 2006会議におけるクラスター分類の最新の情報につき概説する.

参考文献

1) 橋本亙:CD分類―HLDAからHCDMへ.リウマチ科 34:664-675, 2005
2) Zola H, Swart B, Banham A, et al:CD molecules 2006―human cell differentiation molecules. J Immunol Methods 319:1-5, 2007
3) Roncador G, Brown PJ, Maestre L, et al:Analysis of FOXP3 protein expression in human CD4+ CD25+ regulatory T cells at single cell level. Eur J Immunol 35:1693, 2005
4) http://www.hlda8.org/

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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