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クラスター分類の最新の情報
著者: 鈴木勝也1 瀬戸山由美子1 竹内勤1
所属機関: 1埼玉医科大学総合医療センターリウマチ膠原病内科
ページ範囲:P.983 - P.985
文献購入ページに移動クラスター分類とはCD(cluster of differentiation)分類とも呼ばれ,ヒト白血球を主とした分化抗原の国際分類を指す.白血球表面抗原とそのモノクローナル抗体に関する会議,The Human Leukocyte Differentiation Antigen Workshops(HLDA)が1982年に初めてパリで開催され(会長:Bernard A),CD1からCD15までが決定された.1984年には第2回会議がボストン(会長:Schlossman SF)でCD26まで決定というように,その後2~4年ごとに会議が開催されそのたびにCD番号の数は増加していき,2004年には第8回HLDAがアデレード(会長:Zola H)で開催され,CD339までが決定された.最近では白血球以外の細胞に対する分化抗原にも適用が広がり,HCDM(Human cell differentiation molecules workshop)と名称が変更された1).本稿ではこのHCDM 2006会議におけるクラスター分類の最新の情報につき概説する.
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