icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査52巻10号

2008年10月発行

文献概要

今月の主題 結核 総論

結核の標準的治療と管理

著者: 露口一成1 坂谷光則2

所属機関: 1国立病院機構近畿中央胸部疾患センター臨床研究センター感染症診断・治療研究室 2国立病院機構近畿中央胸部疾患センター臨床研究センター

ページ範囲:P.1093 - P.1096

文献購入ページに移動
 結核は伝染病であるため,患者を治癒させるのみならず周囲への感染を防ぐことも重要であり,社会的な側面の大きい疾患である.そのため,すべての患者を届け出の対象とし,定められた標準治療を確実に行うこと,接触者調査を行い必要に応じて潜在性結核感染症に対する治療を行うことなどが感染症法に定められている.標準治療については様々なガイドラインが出されており,わが国でも最近,「結核医療の基準」の見直しが行われた.

参考文献

1) http://www.who.int/tb/publications/2008/factsheet_april08.pdf
2) 結核予防会編:結核の統計2007.結核予防会,2007
3) http://www.who.int/tb/publications/2006/istc/en/index.html
4) http://www.jata.or.jp/rit/rj/istc_ver5.pdf
5) 日本結核病学会治療委員会:「結核医療の基準」の見直し―2008年.結核 83:1-7, 2008
6) Blumberg HM, Burman WJ, Chaisson RE, et al:American Thoracic Society/Centers for Disease Control and Prevention/Infectious Diseases Society of America:treatment of tuberculosis. Am J Respir Crit Care Med 167:603-662, 2003
7) http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H10/H10HO114.html

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?