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特集 ホルモンの病態異常と臨床検査 総論 3.ホルモンの検査
3) 検査技術
著者: 三浦雅一1
所属機関: 1北陸大学薬学部生体機能薬学系臨床化学教室
ページ範囲:P.1126 - P.1132
文献購入ページに移動はじめに
複雑なマトリックスである生体試料中の微量の特性成分(ホルモン)を正確,精密かつ再現性よく測定する検査技術は,ホルモンの病態異常において病型の分類,治療効果の判定を行うためだけでなく,治療法の開発にも有用な情報を提供する.最近のホルモン測定における微量測定法の開発は目覚ましく,特に免疫反応(抗原抗体反応)を利用した測定法が,種々のホルモン測定法として利用されている1,2).本稿では従来のホルモン測定に関する検査技術を中心に最近開発された新規検査技術についても概説する.
複雑なマトリックスである生体試料中の微量の特性成分(ホルモン)を正確,精密かつ再現性よく測定する検査技術は,ホルモンの病態異常において病型の分類,治療効果の判定を行うためだけでなく,治療法の開発にも有用な情報を提供する.最近のホルモン測定における微量測定法の開発は目覚ましく,特に免疫反応(抗原抗体反応)を利用した測定法が,種々のホルモン測定法として利用されている1,2).本稿では従来のホルモン測定に関する検査技術を中心に最近開発された新規検査技術についても概説する.
参考文献
1) 三浦雅一:実践骨代謝マーカー.骨代謝マーカーの測定法(福永仁夫編),メディカルレビュー社,pp69-76,2003
2) 三浦雅一:医療関連職種のための臨床検査概論.臨床免疫学,ヘルス・システム研究所,pp97-126,2007
3) 三菱化学メディエンス編:MBC検査項目解説,三菱化学メディエンス,2001
4) 竹並健,楚南輝子,毛利文子,他:遊離コルチゾールの基準値の確認と測定の問題点.第43回イムノアッセイ研究会抄録,pp13-14,2005
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