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文献詳細

雑誌文献

臨床検査52巻2号

2008年02月発行

文献概要

今月の主題 輸血の安全管理 総説

ヘモビジランスシステムと輸血安全管理

著者: 大坪寛子1 浜口功1 山口一成1

所属機関: 1国立感染症研究所血液・安全性研究部

ページ範囲:P.157 - P.161

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 輸血の安全性をさらに高いレベルにまで引き上げるために,輸血血液および血液製剤による副作用の一貫した監視体制が構築されることが急務である.とくに全国の医療機関よりあまねく情報を収集し,統一した報告基準で解析を行う全国網羅のサーベイランスシステムの構築を行い,ヘモビジランスの強化を図っていくべきであろう.日本におけるこれまでの取組みと今後の改善点・将来構想について概説する.

参考文献

1) 厚生労働省医薬食品局血液対策課,平成17年度 血液事業報告,2005
2) 田山達也:世界のヘモビジランス事情.血液製剤調査機構だより 71:6-9,2004
3) SHOT Annual Report, pp17-18, 2005
4) France-Haemovigilance Annual Reprt, pp2-3, 2004
5) 高本滋:免疫学的輸血副作用の把握とその対応に関する研究,厚生労働科学研究費補助金 平成18年度報告書,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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