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文献詳細

雑誌文献

臨床検査52巻2号

2008年02月発行

文献概要

今月の主題 輸血の安全管理 各論:安全な輸血医療と輸血検査

輸血前・後感染症検査―輸血前後の感染症マーカー検査についての日本輸血・細胞治療学会運用マニュアル

著者: 熊川みどり12

所属機関: 1福岡大学病院輸血部 2日本輸血・細胞治療学会輸血感染症対策タスクフォース

ページ範囲:P.183 - P.186

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 2004(平成16)年9月厚生労働省は輸血前後の感染症マーカー検査の在り方について検討し,「輸血療法の実施に関する指針」を一部改定した.これを受けて日本輸血・細胞治療学会が,全国の状況が異なる医療機関において指針内容を実践するための具体的方策である運用マニュアルを作成した.その内容は,①輸血前に核酸増幅検査に耐えうる検体を凍結保存する,②輸血前検査として厚生労働省が推奨するHBs抗原,HBs抗体,HBc抗体,HCV抗体,HCVコア抗原,HIV抗体を必要に応じて適宜施行する,③輸血3か月後をめどに肝機能検査,HBs抗原,HCV抗体,必要に応じてHIV抗体を測定し感染を早期に発見する.

参考文献

1) 厚生労働省医薬食品局長通知,薬食発第0917005号:輸血療法の実施に関する指針の一部改正について.平成16年9月17日付
2) 熊川みどり,長井一浩,豊嶋崇徳,他:輸血前後の感染症マーカー検査についての日本輸血・細胞治療学会運用マニュアル.日本輸血細胞治療学会誌 53:602-606, 2007
3) 厚生労働省医薬食品局長通知,薬食発第0310012号:血液製剤等に係る遡及調査ガイドライン.平成17年3月10日付
4) 日本赤十字社血液事業本部医薬情報課:輸血情報 0506-89. 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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