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文献詳細

雑誌文献

臨床検査52巻2号

2008年02月発行

文献概要

今月の主題 輸血の安全管理 各論:安全な輸血医療と輸血検査

緊急輸血への対応:危機的出血への対応ガイドラインを含む

著者: 稲田英一12

所属機関: 1順天堂大学医学部麻酔科学・ペインクリニック講座 2順天堂医院

ページ範囲:P.190 - P.194

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 緊急輸血を必要とするような危機的出血は,外傷や大動脈瘤破裂,産科出血,術中の血管損傷などにより起こる.適切な輸血療法が行われないと,その死亡率は高く,永久的脳障害などの重大な後遺症を起こしうる.「危機的出血への対応ガイドライン」においては,救命を最優先した輸血療法と,手術室や救急室,病院輸血部,検査部,血液センターが一体となった対応の重要性について強調している.

参考文献

1) http://www.anesth.or.jp/safety/guideline.html
2) 入田和男,川島康男,森田潔,他:「術前合併症としての出血性ショック」ならびに「手術が原因の大出血」に起因する麻酔関連偶発症に関する追加調査2003の集計結果-(社)日本麻酔科学会安全委員会偶発症例調査専門部会報告.麻酔 54:77-86,2005
3) 厚生労働省編:血液製剤の使用にあたって,第3版,じほう社,2005
4) 藤井康彦,松崎道男,宮田茂樹,他:ABO型不適合輸血の発生原因による解析.日本輸血細胞治療学雑誌 53:374-382,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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