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今月の主題 自己免疫疾患の診断 巻頭言
自己免疫疾患の診断―基礎から臨床への実現,そして今後の発展へ
著者: 大島久二1 田中郁子2
所属機関: 1国立病院機構東京医療センター膠原病内科 2藤田保健衛生大学医学部臨床検査部
ページ範囲:P.487 - P.488
文献購入ページに移動このなかで最も進歩してきた流れは,当初は実験室で基礎的にそれらの病態の自己免疫異常が証明されていたものが,すべての実地臨床家が検査できるようになってきたことである.これは基礎研究から臨床応用まで到達できた好例である.さらに,実験室のやり方からどこでも確実に行える方法が確立されるためには,蛋白の精製,実験器具・測定機器の進歩など多くの努力が払われており,それらすべての集大成として,われわれは現在わが国のどこにおいても質の担保された優れた検査をすることができている.
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