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文献詳細

雑誌文献

臨床検査53巻11号

2009年10月発行

文献概要

特集 医療・福祉施設における感染制御と臨床検査 総論 2.感染制御活動における各職種の役割

2) 看護師の立場から

著者: 高野八百子1

所属機関: 1慶應義塾大学病院・感染症看護

ページ範囲:P.1229 - P.1233

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感染制御にかかわる看護師の資格概要

 感染制御を実践する看護師は,ICN(Infection Control Nurse)感染制御看護師と一般的に呼ばれている.

 日本では看護協会が専門性をもった看護師の教育機関に施設の認定をするとともに,教育・研修を受けた看護師に対し専門看護師と認定看護師という資格認定を行っている.専門看護師は,大学院教育を受けたのち,複雑で解決困難な看護問題を持つ個人,家族および集団に対して水準の高い看護ケアを効率よく提供するための,特定の専門看護分野の知識および技術を深め,保健医療福祉の発展に貢献し,併せて看護学の向上を図ることを目的として活動することが求められている.認定看護師は,6か月間の教育の後,特定の看護分野において,熟練した看護技術と知識を用いて,水準の高い看護実践ができ,看護現場における看護ケアの広がりと質の向上を図ることを目的として活動することが求められている.

参考文献

1) 洪愛子:ICPに必要な能力.感染管理プログラムの立案 ICPテキスト,メディカ出版,2006
2) 洪愛子:看護における感染管理と質評価・感染管理プログラム.ベストプラクティスNEW感染管理ナーシング,学研,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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