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今月の主題 POCT,医療におけるその役割 各論─事例を通して学ぶPOCTの組み立て方と有用性
糖尿病診察におけるSMBGとPOCTとの区別
著者: 安田誠1
所属機関: 1刈谷豊田総合病院高浜分院医療技術科
ページ範囲:P.45 - P.49
文献購入ページに移動 当施設では2006年に病院情報システムが導入され,それに伴い糖尿病支援システムを構築した.糖尿病支援システムとは,医師の指示から血糖測定,インスリン投与までの一連の業務をシステム化したものである.血糖測定においてはPOCT機器として,アボットジャパン(株)のプレシジョンPCxTMとPCx®ドッキングステーション,QCマネージャーを使用した.プレシジョンPCxTMはバーコード運用により多数の患者の血糖値が連続測定でき,情報の記憶ができる.ドッキングステーションを使用することによって,QCマネージャーに情報を自動転送でき,糖尿病支援システムとQCマネージャーのファイルを共有化させることで,データと機器の一元管理が可能となった.
参考文献
1) 池田義雄:血糖自己測定(SMBG).インスリン注射と血糖自己測定,糖尿病ネットワーク,http://www.dm-net.co.jp/smbg30/(2009年9月25日参照)
2) 財団法人日本医療機能評価機構:平成17年~平成20年医療事故調査報告書.http://www.med-safe.jp/contents/report/index.html(2009年9月25日参照)
3) 中井利昭,松尾収二,〆谷直人,他:POCTガイドライン 第2版.日本臨床検査自動化学会会誌 33(suppl 2):8-9,2008
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