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文献詳細

雑誌文献

臨床検査54巻1号

2010年01月発行

文献概要

今月の主題 POCT,医療におけるその役割 話題―道具を知り,動きを知る

米国,そして標準化の動き

著者: 坂本秀生1

所属機関: 1神戸常盤大学保健科学部医療検査学科

ページ範囲:P.99 - P.102

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1.はじめに

 Point-of-Care Testing(POCT)の普及は分析能の向上と測定装置の小型化だけでなく,熟練した者が使用せずとも正しい値が得られることで急速に発展してきた.患者の側で測定可能ということもあり,その緊急性から“黒か白か”を判別できれば多少の測定誤差は気にしないという風潮も以前はあったようである.しかし,POCTが身近になった現在では半定量的な要素としてではなく,より精度の高い検査結果を求められている.

 本稿ではPOCT普及が著しい米国での使用例を紹介し,どのように米国でPOCTが運用されているかを述べる.

参考文献

1) http://www.fda.gov/MedicalDevices/ProductsandMedicalProcedures/InVitroDiagnostics/default.htm(2009年9月17日参照)
2) http://www.cms.hhs.gov/clia/(2009年9月17日参照)
3) Ehrmeyer SS, Laessing RH:Regulation, accreditation and education for point-of-care testing. In:Principle and Practice of Poin-of-Care Tesing(Kost GJ, ed.), Lippincott Williams and Wilkins, Philadelphia, pp434-443, 2002
4) 玉真健一:よりよい検査室管理をめざして アメリカ合衆国における検査室の精度管理について CLIA'88およびCAP検査室認証プログラム.Lab CP 26:75-77,2008
5) Demers LM, Ehrmeyer SS:Regulatory issues regarding Point-of-Care-Testing. In:Point-of-Care Testing 2nd, ed,(Priece CP, St John A, Hicks JH, ed.)AACC Press, Washington, D.C., pp163-169, 2004
6) 坂本秀生:大規模病院でのPoint-of-Care Testing運用.検査と技術 31:504-505,2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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