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今月の主題 POCT,医療におけるその役割 話題―道具を知り,動きを知る
米国,そして標準化の動き
著者: 坂本秀生1
所属機関: 1神戸常盤大学保健科学部医療検査学科
ページ範囲:P.99 - P.102
文献購入ページに移動Point-of-Care Testing(POCT)の普及は分析能の向上と測定装置の小型化だけでなく,熟練した者が使用せずとも正しい値が得られることで急速に発展してきた.患者の側で測定可能ということもあり,その緊急性から“黒か白か”を判別できれば多少の測定誤差は気にしないという風潮も以前はあったようである.しかし,POCTが身近になった現在では半定量的な要素としてではなく,より精度の高い検査結果を求められている.
本稿ではPOCT普及が著しい米国での使用例を紹介し,どのように米国でPOCTが運用されているかを述べる.
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