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文献詳細

雑誌文献

臨床検査54巻10号

2010年10月発行

文献概要

今月の主題 ファーマコゲノミクス 総論

ファーマコゲノミクス検査の運用指針

著者: 宮地勇人1

所属機関: 1東海大学医学部基盤診療学系臨床検査学

ページ範囲:P.1123 - P.1129

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 日本臨床検査標準協議会は,日本臨床検査医学会遺伝子委員会が作成した「ファーマコゲノミクス検査の運用指針」について,日本人類遺伝学会などの関連学会の意見調整を行い,2009年4月に公表した.本指針の取り扱う範囲は,生殖細胞系列のDNAに反映された情報を対象とする.内容は,既存の関連指針を踏まえつつ,診療現場の実情に即した運用指針で,①検査実施時のインフォームド・コンセント,②検査前後の説明,③個人の遺伝情報の保護,④検査に用いた生体試料(検体)の取扱いについて,の4項目からなる.

参考文献

1) 宮地勇人:ファーマコゲノミクス検:From bench to bedside.検査システムの開発と標準化.医のあゆみ 230:467-473,2009
2) U.S Food and Drug Administration:Table of Valid Genomic Biomarkers in the Context of Approved Drug Labels. http://www.fda.gov/Drugs/ScienceResearch/ResearchAreas/Pharmacogenetics/ucm083378.htm(2010年6月25日現在)
3) 日本臨床検査標準協議会:ファーマコゲノミクス検査の運用指針.(2009年11月)http://www.jccls.org/techreport/pgx guideline.pdf(2010年6月25日現在)
4) 日本臨床検査標準協議会:遺伝子関連検査標準化調査研究平成18年度報告書.http://www.jccls.org/active/trust/18report genetic.pdf(2010年6月25日現在)
5) 厚生労働省医薬食品局審査管理課安全対策課:ゲノム薬理学における用語集について(平成20年1月9日).http://www.pmda.go.jp/ich/e/e15 08 01 09.pdf(2010年6月25日現在)
6) 遺伝医学関連の学会など(10学会および研究会):遺伝学的検査に関するガイドライン.(平成15年8月)http://www.jshg.jp/resources/data/10academies.pdf(2010年6月25日現在)
7) Centers for Disease Control and Prevention:ACCE Model System for Collecting, Analyzing and Disseminating Information on Genetic Tests.http://www.cdc.gov/Genomics/gtesting/ACCE/FBR/index.htm(2010年6月25日現在)
8) 日本臨床検査医学会.臨床検査を終了した検体の業務,教育,研究のための使用について.http://www.jslm.org/committees/ethic/kaikoku201002.pdf(2010年6月25日現在)
9) Ratain MJ:From bedside to bench to bedside to clinical practice:an odyssey with irinotecan. Clin Cancer Res 2006:1658-1660,2006
Summary

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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