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著者: 片山善章
所属機関:
ページ範囲:P.1204 - P.1204
文献購入ページに移動生活習慣病はその発症において遺伝子要因が重要な位置を占める.つまり遺伝子診断による予知・予防が 重要になる.遺伝的要因を有する患者に対しては生活習慣要因,環境的要因への曝露を極力避けることによって有効な予防対策がとれる.遺伝子要因の検査には遺伝子多型検査が利用されている.遺伝子多型(DNA多型)とはある集団でDNA配列の変異が1%以上生じており,しかもその集団の多数のヒトと異なる場合をいい,生物機能に何ら影響を与えず遺伝マーカーに利用できるものから,疾患の原因や易罹病性に関係のあるものまで様々である.
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