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文献詳細

雑誌文献

臨床検査54巻11号

2010年10月発行

文献概要

特集 新時代のワクチン戦略について考える 総論

7. ワクチン行政とサーベイランス

著者: 多屋馨子1

所属機関: 1国立感染症研究所感染症情報センター

ページ範囲:P.1263 - P.1271

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本邦のワクチン行政を考えるに当たり,現在国内で接種可能なワクチンの種類,現在本邦で実施されている血清疫学調査(感染症流行予測調査),患者サーベイランス(感染症発生動向調査),予防接種後副反応報告と接種後健康状況調査を紹介した.予防接種は感染症予防にとって最も基本的かつ重要な手段である.正しく理解して,予防可能な感染症から個人そして社会全体が守られるよう期待したい.

参考文献

1) 厚生労働省:定期(一類疾病)の予防接種実施要領.http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/teiki-yobou/07.html(2010年6月時点)
2) 川村尚久:ロタウイルスワクチン.臨と微生物37:259-264,2010
3) 松本高明:渡航者用未承認ワクチンの輸入.World Focus―感染症等情報.http://www.npo-bmsa.org/wf079.shtml(2010年6月現在URL)
4) 厚生労働省健康局結核感染症課,国立感染症研究所感染症情報センター:感染症流行予測調査報告書.http://idsc.nih.go.jp/yosoku/index.html(2010年6月現在)
5) 厚生労働省:予防接種後副反応・健康状況調査検討会.http://www.mhlw.go.jp/shingi/other.html#kenkou
6) 厚生労働科学研究:新型インフルエンザ等新興再興感染症研究事業―予防接種後健康被害審査の効率化に関する研究(研究代表者:多屋馨子),平成20年度報告書
7) 厚生労働科学研究:新型インフルエンザ等新興再興感染症研究事業―予防接種後健康被害審査の効率化に関する研究(研究代表者:多屋馨子),平成21年度報告書
8) 厚生労働科学研究:特別研究事業―副反応モニタリング体制の検討に関する研究(研究代表者:加藤達夫),平成21年度報告書
9) 厚生労働科学研究:新型インフルエンザ等新興再興感染症研究事業―ワクチン戦略による麻疹および先天性風疹症候群の排除,およびワクチンで予防可能疾患の疫学並びにワクチンの有用性に関する基礎的臨床的研究(研究代表者:岡部信彦),平成21年度報告書
10) 厚生労働科学研究:新興再興感染症研究事業―予防接種で予防可能疾患の今後の感染症対策に必要な予防接種に関する研究(研究代表者:岡部信彦),平成18年度報告書
11) 厚生労働科学研究:新興再興感染症研究事業―予防接種で予防可能疾患の今後の感染症対策に必要な予防接種に関する研究(研究代表者:岡部信彦),平成19年度報告書
12) 厚生労働科学研究:新興再興感染症研究事業―予防接種で予防可能疾患の今後の感染症対策に必要な予防接種に関する研究(研究代表者:岡部信彦),平成20年度報告書
13) 厚生労働科学研究:新興再興感染症研究事業―水痘,流行性耳下腺炎,肺炎球菌による肺炎等の今後の感染症対策に必要な予防接種に関する研究(研究代表者:岡部信彦),平成15年度報告書
14) 厚生労働科学研究:新興再興感染症研究事業―水痘,流行性耳下腺炎,肺炎球菌による肺炎等の今後の感染症対策に必要な予防接種に関する研究(研究代表者:岡部信彦),平成16年度報告書
15) 厚生労働科学研究:新興再興感染症研究事業―水痘,流行性耳下腺炎,肺炎球菌による肺炎等の今後の感染症対策に必要な予防接種に関する研究(研究代表者:岡部信彦),平成17年度報告書
16) 厚生労働科学研究:肝炎等克服緊急対策研究事業―肝炎ウイルス感染防御を目指したワクチン接種の基盤構築(研究代表者:水落利明),平成19年度報告書
17) 厚生労働科学研究:肝炎等克服緊急対策研究事業―肝炎ウイルス感染防御を目指したワクチン接種の基盤構築(研究代表者:水落利明),平成20年度報告書
18) 厚生労働科学研究:肝炎等克服緊急対策研究事業―肝炎ウイルス感染防御を目指したワクチン接種の基盤構築(研究代表者:水落利明),平成21年度報告書

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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