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文献詳細

雑誌文献

臨床検査54巻11号

2010年10月発行

文献概要

特集 新時代のワクチン戦略について考える 各論 1. 勧奨接種のワクチン―現行ワクチンの問題点と将来に向けて

3) ポリオ

著者: 細矢光亮1

所属機関: 1福島県立医科大学小児科学講座

ページ範囲:P.1313 - P.1316

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本邦では,生ポリオワクチン導入後,ポリオ麻痺患者発生数は激減し,現在野生株ポリオウイルスは駆逐されている.しかし,これに代わり,ワクチン株ポリオウイルスによるポリオ麻痺の発生が問題になっている.早急に不活化ポリオワクチンに切り替える必要があるが,ワクチン由来ポリオウイルスによるポリオ麻痺の流行を避けるため,不活化ポリオワクチン導入までは生ポリオワクチンを継続する必要がある.不活化ポリオワクチンの早期開発・承認が望まれる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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