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文献詳細

雑誌文献

臨床検査54巻11号

2010年10月発行

文献概要

特集 新時代のワクチン戦略について考える 各論 1. 勧奨接種のワクチン―現行ワクチンの問題点と将来に向けて

4) MRワクチン接種率を上げるには

著者: 橋本剛太郎12

所属機関: 1福井県小児科医会予防接種委員会 2はしもと小児科クリニック

ページ範囲:P.1317 - P.1321

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MR(麻しん・風しん混合)ワクチン接種率だけでなく,すべての定期予防接種率を上げる努力が大切である.福井県小児科医会では「予防接種台帳に基づく接種率調査」を継続しているが,これが契機となってすべての市町で予防接種台帳が完備しており,未接種者を把握して勧奨するシステムが稼動している.このためにMRを含む定期接種の接種率が極めて高い.また,MR3・4期では中高生に対する予防接種教育が重要で,安易に集団接種を採用すべきではない.

参考文献

1) 橋本剛太郎,一戸和成:福井県の高いMR2期接種率はどのようにして達成されたか? 病原微生物検出情報 29:191-193,2008
2) 橋本剛太郎,清水紘昭:全数把握による予防接種率調査―福井県方式とその成果.日本小児科医会報 37:113-116,2009
3) 岡藤輝夫:姫路市における麻疹ワクチン接種率の向上対策―安全なワチン確保とその接種方法に関する総合的研究・平成15年度研究報告書395~399,予防接種リサーチセンター,2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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