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文献詳細

雑誌文献

臨床検査54巻13号

2010年12月発行

文献概要

今月の主題 遺伝子検査の最近の展開-ヒトゲノム多様性と医療応用 総論

ファーマコゲノミクス検査によるオーダーメイド医療の動向

著者: 中谷中1 登勉2

所属機関: 1三重大学医学部附属病院オーダーメイド医療部 2三重大学医学部附属病院オーダーメイド医療部・大学院医学系研究科検査医学分野

ページ範囲:P.1607 - P.1613

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 遺伝情報が蓄積されるにしたがい,その活用が重要な課題となっている.遺伝子解析技術の進歩により研究室の中でしかできなかった遺伝子解析が病院検査室で可能となってきた.ファーマコゲノミクスもエビデンスの蓄積が進み,臨床現場で活用できるようになり,一部保険適用となってきている.ファーマコゲノミクス検査の考え方や実際の検査法をご紹介し,さらにファーマコゲノミクス検査の問題点などについて言及したい.

参考文献

1) Wrighton SA, VandenBranden M, Ring BJ:The human drug metabolizing cytochromes P450. J Pharmacokinet Biopharm 24:461-473,1996
2) William C, RGwen M:Application of TDM, pharmacogenomics and biomarkers for neurological disease pharmacotherapy:focus on antiepileptic drugs. Personalized Medicine, London,pp139-149,2006
3) Kruglyak L, Nickerson DA:Variation is the spice of life. Nat Genet 27:234-236,2001
4) FDA:http://www.fda.gov/Drugs/ScienceResearch/ResearchAreas/Pharmacogenetics/ucm083378.htm(2010年9月30日現在)
5) 日本臨床検査医学会,日本人類遺伝学会,日本臨床検査標準協議会:ファーマコゲノミクスの運用指針.http://www.jscla.com/pgx.pdf(2010年9月30日)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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