臨床検査54巻13号

2010年12月発行

今月の主題 遺伝子検査の最近の展開－ヒトゲノム多様性と医療応用 総論

遺伝子関連検査の標準化と人材育成

著者： 舩渡忠男¹ 竹田真由¹

所属機関： ¹東北福祉大学医療経営管理学科

ページ範囲：P.1623 - P.1629

　遺伝子関連検査は，感染症，血液疾患，悪性腫瘍などの診断において有用な検査法とし活用されている．また，技術的には定量化が進み，微量検出ならびに自動化も可能となってきている．しかし，測定方法は十分統一されているわけでなく，標準化に向けた取り組みの総括とそれを担う人材育成の推進が急務である．

参考文献

1) 遺伝医学関連10学会：遺伝学的検査に関するガイドライン(http://www.jshg.jp/resources/data/10academies.pdf　2010年8月11日現在)

2) JCCLS日本臨床検査標準協議会：遺伝子関連検査検体品質管理マニュアル(暫定文書)，(http://www.jccls.org/techreport/tentative guideline.pdf　2010年8月11日現在)

3) 竹田真由，舩渡忠男：遺伝子関連検査に関する測定前の諸問題について．臨床病理　56：214-220，2008

4) 舩渡忠男，竹田真由：遺伝子検査の標準化と精度管理．日本臨牀　63(Supp12)：134-138，2005

5) 日本遺伝子研究所ホームページ(http://www.ngrl.co.jp/jmcoe/ivd.html　2010年8月11日現在)

6) 日本臨床検査自動化学会遺伝子検査技術委員会編：一目でわかる遺伝子検査マニュアル．日臨検自動化会誌　29(Supple2)，2004

7) 三村邦裕：認定技師制度とカリキュラム．臨床検査　51(増刊)：615-1620，2007

8) 日本人類遺伝学会ホームページ(http://jshg.jp/qualifications/gmrc.html　2010年8月11日現在)

9) 日本バイオ技術教育学会ホームページ(http://homepage2.nifty.com/biogakkai/　2010年8月11日現在)

10) 日本臨床衛生検査技師会ホームページ(http://www.jamt.or.jp/information/nintei/index.html＃Anchor-36618　2010年8月11日現在)