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文献詳細

雑誌文献

臨床検査54巻7号

2010年07月発行

文献概要

今月の主題 排尿障害 総論

前立腺肥大症と排尿障害

著者: 鈴木康之1 古田昭1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.739 - P.746

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 前立腺肥大症(BPH)は,一般にも広く認知され高齢者に高頻度に合併するにもかかわらず明確な診断基準はない.また,高齢者に合併する疾患の多くが神経因性膀胱の原因となり,排尿にも影響を与える.BPHをはじめとする尿排出障害の重症度判定には,残尿量,尿路感染,水腎症の評価が重要である.軽症例に対する薬物療法の有用性は高く,過活動膀胱合併例でも残尿評価すれば抗コリン薬併用は有効に使用できる.また重症例には手術療法が適応となるが,近年,多種の低侵襲手術が報告されている.

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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