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今月の主題 排尿障害 話題
脳磁図
著者: 松下真史12 中川晴夫1 中里信和3 菅野彰剛45 海法康裕1 川守田直樹1 荒井陽一1
所属機関: 1東北大学大学院医学系研究科泌尿器科学 2多賀城腎泌尿器クリニック 3東北大学大学院医学系研究科運動機能再建学分野 4東北大学加齢医学研究所脳機能開発研究分野 5広南病院脳神経外科・東北療護センター
ページ範囲:P.819 - P.822
文献購入ページに移動近年,画像技術の進歩に伴いfMRI(functional magnetic resonance imaging)やPET(positron emission tomography)などを利用した蓄尿・排尿に関する脳の新しい知見,また頻尿や尿失禁の治療法である電気刺激療法の脳の反応に関する報告もされている1~3).これらの検討により排尿障害と脳機能との関連が徐々に明らかになってきている.fMRIやPETは空間分解能には優れており,蓄尿に関する脳の反応部位などを明らかにすることには有用であるが,時間分解能については劣ると考えられており,この欠点を補う検査法の実用化が待たれている.そこで今回,筆者らは時間・空間分解能に優れている脳磁図を泌尿器科領域に応用したので紹介する.
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